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ママは在宅勤務

会話増え子供伸び伸び 集中でき計画性アップ

在宅勤務をしている森田さんの出社は週1、2日。打ち合わせなどはこの日に集中して行う(東京・中央区のニチレイ東銀座ビル前で)

 仕事と家庭の両立を目指し、在宅勤務制度を導入する企業が増えてきた。子育て支援策として、政府も普及に力を入れている。週1、2日だけ家で仕事をする“一部在宅”など、様々な形態も登場している。(林真奈美)

 子供を小学校に送り出した後の午前8時30分。パソコンを起動させ、勤務先に業務開始の報告メールを送る。午後5時。1日の業務報告をメール送信し、パソコンを閉じる。

 ニチレイフーズ(東京・中央区)の食品物流部で、営業実績管理など社内システムの企画・保守に携わる森田智子さん(36)は、昨年4月から神奈川県鎌倉市の自宅で在宅勤務をしている。仕事は企画・報告書の作成やデータ入力などが中心。社内のコンピューターネットワークにつながるパソコンと電話があれば、自宅でも十分こなせる。出社するのは週1、2日だ。

 「片道2時間の通勤時間を家事にあてられるし、子供の帰宅時に家にいられる。以前は『早くしなさい』が口癖だったけれど、ゆとりができて会話が増え、子供も伸び伸びしてきました」と森田さん。近所付き合いも増えた。子供を巻き込む事件事故が多発しているだけに、心強いという。

 在宅勤務のきっかけは子供の小学校入学だった。地元に学童保育がなく、夜まで子供が1人になってしまうため、退社を決意して上司に申し出た。偶然この時期、ニチレイグループは子育て支援策として在宅勤務の導入を検討中で、テストケースの一人として勤務を続けるよう、勧められた。

 仕事面のメリットも大きかった。職場と違って雑務に煩わされないので、集中できる。毎日の業務報告があるため、計画性も増した。「さぼっていると思われないよう、時間を大事に使います。仕事はきちんとできているので、会社に対して負い目は感じません」と、森田さんは話す。

 職場では、会議などをできるだけ森田さんの出社日に集中させている。同社の人事担当者は、「仕事やコミュニケーションで、全く支障はない」と言う。

 ニチレイグループでは、育児・介護のための在宅勤務の本格導入を目指して制度内容を検討中。育児中の場合は、「子供が小学校4年生になるまで」とする予定だ。また、週1、2日だけ在宅勤務にする一部在宅も取り入れる方向という。

 「通信環境の整備や職場の啓発などは、思いのほか順調に進んだ。将来的には、対象者の範囲や期間の拡大もあり得ます」と、担当者で、ニチレイプロサーヴ人事サービス事業部の小野麻紀子さんは話している。
希望女性70%導入企業2.8%

 2003年に成立した「次世代育成支援対策推進法」は、従業員300人超の企業に子育て支援へ向けた行動計画の策定を義務づけている。国はその指針に、在宅勤務の導入推進を掲げている。

 こうした状況を受け、昨年以降、ソニー、日本テレコム、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどが、育児中の従業員らを対象にした在宅勤務制度を創設。在宅中心から一部在宅まで形態は様々だ。

 厚生労働省の2003年調査では、働く女性の7割以上が、中学生までの子供がいる時期や、親の介護などをする時期に在宅勤務を希望している。一方、導入企業は2・8%に過ぎなかった。

 同省は昨秋から、在宅勤務の効果の検証調査を日本テレワーク協会を通じて実施。結果の一部速報では、在宅勤務で「生産性が向上した」とする人が、デザイン、企画などの創造的業務で69%、事務などの定型的業務で53・7%に上った。

 在宅勤務には、労務管理や評価の難しさなど課題もある。だが、生産性向上など企業側のメリットも多いことが明らかになれば、普及に弾みがつきそうだ。
在宅勤務の検証調査については、日本テレワーク協会ホームペー

http://www.japan-telework.or.jp/
info/zaitaku_chousa_st.html)を参照。

(2006年1月18日 読売新聞)転載
posted by 在宅仕事 簡単な女性の在宅仕事 at 09:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 在宅 仕事
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