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老人や若者を食い物に…自費出版アート商法の闇


“アート商法”とみられる会社の顧客名簿。「俳句」「川柳」の前に、高額の支払い代金が並ぶ(一部を修正処理、クリックで拡大)
 自費出版最大手の新風舎(本社・港区)が民事再生法を適用し事実上経営破綻(はたん)した。ブームを背景にした急成長の影で、 自尊心を刺激し、著者側から高額な契約料を引き出すトラブルを頻発させていた。こうした中、 金と暇をもてあました老人や自己表現に飢えた若者を“カモ”にする新たな商法も出現した。

 新風舎をはじめ、大手3社のうち2社が看板を下ろした自費出版業界。新風舎は一昨年、 講談社を抜いて発行部数で国内トップになったが、こうした激しい浮き沈みの背景には、強引な勧誘手法があった。

 「新風舎商法を考える会」松田まゆみ代表(53)は「広告塔となる有名人を選考委員にして賞を勝手に作成。 『あなたの作品が賞の最終選考に残った』など、著者側の自尊心をくすぐり、強引に勧誘する。不透明な契約金もトラブルの原因です」 と指摘する。

 一方、団塊以上の世代やアーティスト志向が強い若い世代らに被害が急増している“アート商法”という新たなトラブルも発生している。

 「契約者の自尊心を利用して勧誘し、出品料として莫大な金額を請求する。やり方としては著者から出版料を負担させる自費出版に近い」

 こう証言するのは、展示会の企画、運営を行う会社の元女性社員(30)。一般から短歌や川柳、詩、俳句、 絵画などのアート作品を集めて展示会を開く自費出版の「アート版」だ。

 民間信用調査機関によると、この会社の07年の売上高は10億円超。元女性社員は、その危うい勧誘方法をこう語る。

 「勧誘対象は高齢の資産家。素人に毛が生えたような作品にも『海外の評論家の目にとまった』『有名教授が推薦している』とおだて、 運搬料、保険料、寄付金を取る。限りなく詐欺に近い」

 さらに、「絵画なら画集、文芸物なら書籍にすると持ちかけ、書籍化されると今度はそれを再度展覧会に出品させる。搾るだけ搾り取る」 と。その金額は5000万円以上にもなることもある。

 この会社と契約した千葉県在住の女性(85)は「最初は国内の展覧会に詩を出品しました。その後、詩集を作ることになり、 フランスのルーブル美術館などに出品するといわれた」という。

 女性は約1800万円を投資した。女性のもとには別の同業者5、6社から勧誘があった。その裏側を前出の元女性社員はこう明かす。

 「顧客リストが出回っている。一度、取引に応じた顧客はカモとして違う業者から勧誘がくる。営業はノルマが厳しく、 契約を取るために体を差し出す女の子もいた」

 国民生活センター・取引指導課は「最近、同様の相談が見られるようになった。 特に70代以上と30代以下の世代に被害が集中している」と注意を呼びかけている。

 


ZAKZAK 2008/01/12より転載

 

posted by 在宅仕事 簡単な女性の在宅仕事 at 15:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 在宅、悪徳商法
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